SUPER SENTAI No.18 / 1994
Ninja Sentai Kakuranger
シリーズ初の女性リーダー、全面和風モチーフ。
15歳の女性リーダー・鶴姫を中心とした5人の忍者が、400年前に封印された妖怪たちの再封印を目指して戦う。第一部はコミカル、第二部「青春激闘編」以降はシリアスな作風へ転じる。
WHY IT MATTERS / 語り継がれる理由
神回・感動といった主観評価ではなく、構成・初出要素・スタッフを事実で。
ニンジャマン/サムライマンは三神将の弟子で、人間体を持たない初の追加戦士。
第24話までを第一部、第25話以降を第二部「青春激闘編」と位置づけた二部構成で作られた。第一部は女性リーダー鶴姫と使命感に乏しい男性陣のコメディ基調で進み、物語が進むにつれてバトルアクション色が強まって、第二部以降はカクレンジャーの成長に合わせ、よりシリアスな作風へと転換していった。
各話には講釈師(こうしゃくし)と呼ばれる語り部が登場する。忍者のようにドロンと現れて、あらすじや妖怪の解説・次回予告を担い、毎回「それでは来週まで、カクレンジャー!」と締める。従来作では画面の外にあったナレーションを、視聴者に作品世界を近づける案内役のキャラクターとして人格化した趣向。
巨大ロボは無敵将軍・ツバサマル・隠大将軍の三体からなり、それぞれ心・技・体を司る「三神将」として設定された。一体の合体ロボに集約せず、三つの神を立てる構成が、この作品の巨大戦の骨格になっている。
かつてメインライターを務めた曽田博久が途中から参加し、12本のエピソードを執筆した。一方、『バイオマン』以来(『ジュウレンジャー』を除き)サブライターとして戦隊に携わってきた藤井邦夫は、本作の第32話を最後にスーパー戦隊シリーズを離れた。
演出面では、当時まだ20代だった渡辺勝也が本作で最多となる14本を担当した。また、これまで特撮(特殊技術)監督として腕を振るってきた佛田洋が、本作で本編監督としてもデビューを果たしている。
キャラクターデザインは、前作から続く篠原保・マイケル原腸に加え、岡本英郎と阿部統が新たに参加。阿部はこの作品以降『未来戦隊タイムレンジャー』まで戦隊のキャラクターデザインを担い、入れ替わるように篠原は本作を最後にシリーズから離れた。
CREW / 制作スタッフ
本放送版(再放送・続編ではなくオリジナル)の主要スタッフ。
東映特撮YouTube Official が無料公開している全編。下のプレーヤーでそのまま再生できます(公式埋め込み・自動再生なし)。
© 各動画の権利は東映に帰属。再生は YouTube 公式の埋め込み機能を利用しています(当サイトは映像を保持しません)。
まだ観ていない人へ
日本の妖怪と忍びの意匠で固めた“和”の戦隊。物語はコミカルに幕を開ける。まずは公式の第1話を無料で。
配信状況は変わります。各サービスで最新の取り扱いをご確認ください。
OWN IT / 映像で、手元に
全話を手元に。公式の映像ソフトを集めました。
商品情報: 楽天市場 / Yahoo!ショッピング(画像は各モール提供・無加工)。価格・在庫は変動します。
青の巨神ニンジャマンは「6人目」。リーダーは15歳の鶴姫=ニンジャホワイト。
ROOTS / 物語の底に流れる、妖怪
鵺、九尾、土蜘蛛、河童、ろくろ首。浮世絵や古典が描いた日本の妖怪。敵の元型になった"本物"の妖怪画を並べました。 画像 © Wikimedia Commons(PD / CC・各画像にクレジット)
本物のDX玩具は楽天市場/Yahoo!(API)の商品写真。玩具が無い機体は当サイトの生成シンボルで掲載し、全機を網羅する。
当時のDX玩具(多くは終売・中古のみ)と、近年バンダイが現代設計で出した超合金魂の復刻を、同じロボごとに並べました。現行品の写真は楽天市場/Yahoo!(API)、終売品は当サイトの生成シンボルで示します。
終売品のシンボルは当サイトの生成アート(公式意匠ではありません)。価格は変動のため非表示。
紋章は当サイトが各勢力に与えた抽象シンボル(公式意匠ではありません)。
敵キャラの設定画・解説はこれらの公式資料に収録。書影は楽天市場/Yahoo!(API)。
Blu-ray・DVD-BOX・超全集・S.H.Figuarts・ソフビ・ミニプラ・プラモ・なりきり・食玩。種別ごとに並べました。写真は楽天市場/Yahoo!(API)、リンクで商品ページへ。 価格は変動のため非表示
リーダーが赤じゃなくて白の女の子(鶴姫)だったことに、最初みんな「あれ?」となった。
この作品の記憶サスケ=猿飛佐助、サイゾウ=霧隠才蔵…と歴史上の忍者の子孫という設定で、社会の授業で名前が出ると盛り上がった。
この作品の記憶敵がろくろ首・かさ化け・河童…と日本の妖怪ばかりで、夜トイレに行くのが少し怖くなった。
この作品の記憶400年前に封印された妖怪が解き放たれ、封印した忍者の子孫5人がカクレンジャーとして戦いを始める。
この作品の記憶妖怪軍団の首領・妖怪大魔王が初登場し、物語最大の敵が姿を現す。
この作品の記憶三神将の弟子ニンジャマンが1000年ぶりに地球へ帰還し、追加戦士として初登場する。
この作品の記憶あの頃の入口 / 1994
1994年、金曜の夕方5時半。学校から帰ってテレビをつければ、夕飯前のお茶の間で忍者が暴れていた。シリーズ初の本格和風。忍者と日本の妖怪の戦いが始まる時間だった。
みんな、こうだった
※ 同じ年に世の中で起きたことは、下の「放送年代記」で物語と並べています。
耳に残る旋律 / SOUNDTRACK
劇伴(BGM)=川村栄二。前作に続き本編の劇伴(BGM)を担当。 歌詞は載せず、クレジットと公式音源への検索導線だけを置きました。
歌:トゥー・チー・チェン/作詞:冬杜花代子/作曲:都志見隆/編曲:山本健司
歌:トゥー・チー・チェン/作詞:冬杜花代子/作曲:都志見隆/編曲:山本健司
歌:宮内タカユキ
巨大ロボ・無敵将軍の登場テーマ。
各リンクは検索結果へ飛びます(特定の配信トラックを保証するものではありません)。Amazon Music へのリンクはアフィリエイト広告を含みます。 · JASRAC 作品データベースで権利情報を見る ↗
放送年代記 / 1994–1995
作中の節目(赤)と、同じ時期に世の中で起きたこと(琥珀)を時系列で。 ※世相は年単位(月日は未確定のため「その年」として配置)
妖怪軍団の首領・妖怪大魔王が初登場し、物語最大の敵が姿を現す。
Wikipedia 日本語版 ↗全53話 / EPISODE GUIDE
放送日・脚本・監督つきの全話を、放送クールごとに。各クールの冒頭に、その時期の物語の流れを要約しています。物語の節目には、その回の出来事を一行添えています。 出典 ja.Wikipedia(CC BY-SA)。クール要約は同記事「あらすじ」を放送順の事実に絞って編集(各話あらすじは原典の各話表に無いため、節目以外は未掲載)
400年前、隠流の忍者が妖怪たちを「封印の扉」に閉じ込めた。現代、サスケらが過ちから扉を開いて妖怪を解き放ってしまい、鶴姫が忍者の子孫を集めてカクレンジャーが結成される。第4話、三神将が忍者合体した無敵将軍が初めて姿を見せる。
大魔王の復活をもくろむ貴公子ジュニア(その正体は妖怪ガシャドクロ)が現れる(第14話)。バラバラだった妖怪たちを束ね、強力な妖怪を次々と送り込んでくる。
妖怪軍団の首領・妖怪大魔王が姿を現し(第31話)、新たな巨大ロボ隠大将軍が加わる。第36話には三神将の弟子ニンジャマンが1000年ぶりに地球へ帰還し、追加戦士となる。
物語は最終局面へ。妖怪大魔王の力の源が、人間の持つ憎しみの心の化身であったことが明かされ、第53話でカクレンジャーの戦いが決着する。
本編リップではなく、クリエイター本人の玩具・模型レビュー動画。カードからYouTubeで視聴できます。 © 各動画は投稿者に帰属
妖怪側の軍師・白面郎の正体は、鶴姫の父・義輝。大魔王復活後、白面郎は実は大魔王を内部から倒すために暗躍していたことが判明する。太郎・次郎の犠牲によって義輝は元の姿に戻される。
最終回で、妖怪大魔王は人間の憎悪が生み出した化身であり、斬殺すれば妖怪が復活する危険があること、唯一の方法が「心の扉(封印の扉)」への封印であることが明かされる。
本作は米国版『Mighty Morphin Power Rangers』シーズン3/『Alien Rangers』向けの映像供給源となった。プロデューサーの梶淳は、海外で流用できるカットを増やすため後半は素面のレギュラー出演を減らし、作風もオーソドックスにしたと証言している。
シリーズの前後と、海を渡った先へ。